日々帳

140字で足りないつぶやき忘備録。

母校を訪ねる

運動場のわきに車を止めてドアをひらくと、なにか気配を感じて、耳をそばだてて聞こえたのは松の梢に風の渡る音だった。いつか京都の鷹ヶ峰を訪れたとき、あたりに人のたてる音もなく、松籟ばかりが笛の音のように響く侘しさに感じ入ったものだけど、まさか…

映画の感想 - ハクソーリッジ

観てから時間がたってしまったけど、感想の下書きをしてたので、ちょっと改めて投稿を。

9月の風景 台風の夜

子どもの頃のこと。夜中に目がさめると両親が庭に出て植木鉢を避難したりしていて、どうしたの?と聞くと、今から吹き返しがくるから家に入っていなさいと言う。台風の目の中にいるのだった。見上げた空には星がまたたいて静かな夜だった。

おにいちゃんといっしょ!:ヤギ編

ハンナは早くから母と離別して、一人ぼっちになった。ヤギの世界は容赦ないもので、エサの時間になると幼い彼女は自分より大きなヤギにつつきまわされて、呆然としてしまう。ハンナには一週間早生まれの幼なじみがいて、この雄ヤギのフェリックはか弱い彼女…

8月の風景 満ちてく潮は

ある夜の自宅までの帰り道、フロントガラスの向こうに大きな月が出ているのを見つけた。地平に近い月は夕日のように赤くなると聞いたことがあるけれど、ちょうどそんなふうに、東の空に赤みがかる大きな月だった。

オリオンビアフェスト2017

オリオンビアフェストというのに行ってきた。会社の人に「行きますか?」と聞かれたので、どうせ田舎のお祭りのこと、ゆるっと始まってゆるっと終わるのだろうと思って、「行きます」と返事をした。

7月の風景 - 島編

スピリチュアルなドキュメンタリー映画をSF設定で読み解く

先日、スピリチュアル系のドキュメンタリー映画を観てきた。サイエンス・フィクションの視点で見ると大変興味深く感じられたので、忘備録までに書き残しておこうと思う。

ヤギの家族の話

帰郷したら、うちの近くの農家が飼っているヤギが大家族になっていた。母親がしきりに「子ヤギがかわいい」と言うのだが、ヤギはどうみてもかわいくない。いぬには喜怒哀楽があるし、ねこにも機嫌があるし、馬には哀愁がある。ヤギはなにか、は虫類的なまな…

旅日記 沖縄

旅の日記は鹿児島まででおしまい。と思っていたけど、やっぱり書いておかないと後から記憶からすっぽり消えそう・・・ということで、忘備録的にもうちょっとだけ。

旅日記 九州:長崎、熊本、鹿児島

博多港発のフェリー太古は、深夜のうちに九州北西の玄界灘を通って五島列島に向かい、それぞれの島に乗客をおろしていく。明け方には五島列島の中通島にある青方港について、しばらく停泊したあと、中通島と若松島あいだを通って福江島をめざす。

旅日記 本州:京都、滋賀、広島

北吸トンネル (京都府舞鶴市)行きたいところにまとめて行く旅の二部は本州。小樽港から出港した船は、日本海を南にくだって一日強、翌日の夜には舞鶴港につく。

旅日記 北海道 網走 - ウトロ - 小樽

機内のアナウンスが「女満別空港、現在の天気は雪。気温はマイナス1℃です」とつげて、梅の花のちらほら咲いていた東京から、いっきに冬に逆戻りした気分になる。

ミュシャ展 @ 国立新美術館

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スラヴ人の伝承や歴史を描いたミュシャの「スラヴ叙事詩」が全点そろう、ということで企画を知ってから楽しみにしていた展示会でした。

カメラとお出かけ お台場〜東京スカイツリー 編

東京にいるうちに、東京のいろんな場所をカメラにおさめておこう、と思っていたのだけど、当然ながらどこも人が多くて、レンズを向けるのをためらってしまい、結局ちゃんと撮影できたのは、東京タワーとスカイツリーくらいな感じになってしまった。

吉岡徳仁「スペクトル − プリズムから放たれる虹の光線」(資生堂ギャラリー)&青木美歌「あなたに続く森」( POLA museum annex)

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お仕事場の人に配るお菓子を買いに、銀座まで。そのついでで、気になっていた展示ものへ立ち寄りしました。

サロン・デュ・ショコラの日曜日

久しぶりに会う人が「サロン・デュ・ショコラ行ってみません?」と言うので、なんだか混んでるイメージしかないけど、混み混みだったら近くの美術館に行くっていうプランBもありかな、などと思いながら承諾したところ、集合時刻は朝9時だという。普段の出勤…

映画の感想 - 沈黙 - サイレンス -

長崎のキリシタン弾圧をポルトガル司祭のまなざしから描いた、遠藤周作の歴史小説「沈黙」。その映画化であるマーティン・スコセッシ監督「沈黙 - サイレンス -」を見てきました。 小説のほうは長い話ではなかったと記憶しているのですが、今見てみると300ペ…

小田野直武と秋田蘭画 @ サントリー美術館

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開催期間もそろそろ終了の近づいたサントリー美術館「小田野直武と秋田蘭画」展へ行ってきました。本当は国立新美術館で開催のDOMANI・明日展と合わせて、と思っていたのですが、この日は国立新美術館がお休みだったりして。DOMANI・明日展いつ行こうかな…。

柳幸典 ワンダリング・ポジション @ BankART Studio NYK

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本当はもう少し早く出かけたかったのだけど、会期が1/7まで延びたそうで、それなら人の空いてそうな年始に行こうかな。と、そんなわけで年明け早々に横浜へ出かけてきました。瀬戸内海の犬島で展示された「イカロス・セル」をはじめ、代表作「アント・ファー…

ユーリー・ノルシュテイン監督特集「アニメーションの神様、その美しき世界」

渋谷のシアターイメージフォーラムで、アートアニメーション界の巨匠、ユーリー・ノルシュテイン監督特集「アニメーションの神様、その美しき世界」が上映されています。東京、大阪は12月から公開が始まっていて、そのほか2017年1月以降順次公開という感じだ…

2016年ふりかえりと2017年のこと

2016年は秋に雪が降りました。と、昨年書いておくようなエントリーなのだけど、明日また明日と思っているうちに年が開けてしまいました。

2016年 映画の感想まとめ

2016年はたくさん映画を見に行きました。去年はハリウッド映画が多かったけど、今年はドキュメンタリー映画ばかり見て、どちらかと言うとドキュメンタリー好きなんだなと認識しました。ドキュメンタリー作品はだいたい感想を書いているので、フィクションも…

アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち @ 東京都写真美術館

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2016年秋からリニューアルオープンした東京都写真美術館。「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展はなんとなく見送ってしまったので、リニューアル後はじめての来館です。東京にきたばかりの頃、この美術館にはちょろちょろ来ていたので、当時を思い出して懐かし…

「北参道オルタナティヴ」展

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北参道駅の一軒家で開催されている「北参道オルタナティヴ」展へ行ってきました。ウェブで見かけた竹中美幸さんの作品が気になっていたのと、天気もよかったのでお出かけがてら。入場は無料で、作品は購入もできるみたい。12/26(月)までと、この記事を書い…

映画の感想 - ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー

スターウォーズシリーズの中でファントム・メナスが好きと言ったところ、ファンのひと二人に全力でダメ出しされた過去があるので、SWシリーズについては分かってないオーディエンスであることを重々承知しつつ、今作も感想を書くつもりはなかったのですが、…

クラーナハ展―500年後の誘惑 @ 国立西洋美術館

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天気の良い日曜日。体調がすぐれなかったのですが、秋の風景もそろそろ終わりかな、と出かけることにしました。ことし世界遺産へ登録されて話題にもなっている上野の西洋美術館は、開催中のクラーナハ展も評判上々という感じで、ちょうど気になっていたので…

映画の感想 - この世界の片隅に

事前の感想に、戦艦の描写や戦闘機の音のリアルさをあげているもの、舞台や舞台考証の緻密さをあげているものをいくつか見て、ハードな話なのかな、と思いながら見に行ったのですが、ほのぼのアニメでしたね。

頭のなかの箱庭

子どものころは寝つきが悪くて、あるとき父親に「楽しいことを考えるといいよ」と言われた。「”明日何しよう”だと考えすぎるから、現実と関係ないことを考えるんだよ」とかそんなこと。楽しいことを考えようとすると、むしろ何が楽しいことなのか分からなく…

若冲と蕪村 江戸時代の画家たち @ 岡田美術館

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岡田美術館は2013年に開館したばかりで、風神・雷神図が迎えるエントランスが琳派にうんと強い美術館風をふかせていますが、そうかと思って入ってみると、中国・朝鮮の陶磁器から、安土桃山、江戸、明治以降の日本の美術、はたまた春画のコーナーももうける…