日々帳

140字で足りないつぶやき忘備録。

禁じ手

 母親とはよく時事について喧々諤々する。

 こないだ温暖化で南極の氷が解けて、太平洋の島々が沈むというニュースを読んだ後で、温暖化はどうにかせんといかん。未来への責任なのに先進国は見てみないふりをしているとワーワー言ったら、母親に「じゃあどうすればいいと思う」と聞かれて、「......原発」と答えた。それしか答えがでないの、くやしかった。

 それからしばらくして、ウクライナとロシアとEUのエネルギー問題の話をしていて、そのうち台湾のエネルギー事情になり、台湾が独立したときのリスクとかいう話になって、最終的に沖縄が独立したらという話になった。エネルギー問題は重大だ。沖縄が独立するとなれば西側諸国と東側諸国でエネルギー供給の綱引きをしている現段階では大変リスクが大きく、個人的にわたしは沖縄独立には反対というか慎重派である。母親もそこは分かってくれてはいるが、議論の流れとして独立可能性の視点でワイワイと議論していたのだった。
 しかしそれよりも重要なものは産業である。台湾には産業があるが、沖縄にはない。沖縄独立に産業は必要である。母親に「じゃあどうすればいいと思う」と聞くと、母は「.......医療用大麻」と答えた。

 一矢報いた気分であった。