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日々帳

140字で足りないつぶやき忘備録。

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サントリー美術館 「逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし」展

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久隅守景筆「瀟湘八景図屏風」江戸時代 17世紀 サントリー美術館久隅守景の「瀟相八景」「近江八景」などの作品を見ると、この江戸時代前期に活躍した絵師が、文人画の傾向を持っていたのではないか、という思いになりました。雨後の水気を含んだ空気、夕霞…

孤高のリアリズム-戸嶋靖昌の芸術-展 @ スペイン大使館

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戸嶋靖昌という画家は、生涯、ほとんど絵を売らなかったのだそうです。そのため、画家の手元に置かれていた作品の保存状態はあまり良くなく、額装の際には板の歪みを修繕せねばならないことも。また、カンヴァスを継ぎ足すなどして描かれた作品は、従来のサ…

ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち @ パナソニック汐留ミュージアム

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私がゴーギャンという画家に惹かれるのは、そのキャラクターゆえだろうと思うのです。自意識が強く、豪胆な男。私の好きなホイッスラーも、横浜美術館の企画展では自我の強さを指摘されていたけれど、何と言ってもゴーギャンは尊大なうえに、生前その絵はほ…

オープン・ウィーク 駅の美術館で楽しむ十日間 座・東京駅@東京ステーションギャラリー

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汐留ミュージアムへいく寄り道に、東京ステーションギャラリーへ行ってきました。10日間限定の東京駅をたのしむプログラム。期間中はイベントもいろいろやっているようです。ふらっと行ったので、本当に立ち寄っただけではありましたが、演劇の公演があった…

李禹煥「色のハレーション / 空間のハレーション」@ SCAI THE BATHHOUSE

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日暮里駅から谷中霊園をぬけて、すこし歩いたところにあるアートギャラリーです。趣きある建物を眺めてると、通りがかった土木職人のひとりが、おおっとつぶやいて立ち止まり、連れの人が「風呂屋を改築したんだよ」って教えてて、へえーと三人でしばらく瓦…

ミュシャとラリック @ 箱根ラリック美術館 - ミュシャ編

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箱根ラリック美術館 エントランス箱根ラリック美術館では、2015/4〜12/13まで「ミュシャとラリック」展を開催しています。 ふたりともアール・ヌーヴォーを代表する芸術家ですが、その方向性は正反対。ミュシャは六本木での企画展のときに、その生涯に思いは…

ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生 @ Bunkamura

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この時期、Bunkamura ル・シネマでは、ヴェルサイユ宮殿の造園家に焦点をあてた作品を上映していて、ザ・ミュージアム「風景画の誕生」展と、どうぞご一緒にといわんばかりの告知が飾られていました。風景と庭園…遠からず近からずかな、と鑑賞しましたが、見…

『Re: play 1972/2015―「映像表現 ’72」展、再演』ほか - 東京国立近代美術館

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『Re: play 1972/2015―「映像表現 ’72」展、再演』『てぶくろ|ろくぶて』 1972年京都市美術館で開催された「映像表現 ’72」を再現する企画展。つまり43年前の映像アートを2015年に再現するというこころみです。1972年ともなると、さすがに生まれる前。ふら…

月映(つくはえ) @ 東京ステーションギャラリー

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東京ステーションギャラリー「月映」展へいってきました。大正期、三人の画学生が創刊した木版画の雑誌「月映」の刊行は、一年ほどの短いものでした。1988年に竹久夢二と関わりのある作品として展覧会で取り上げられたのち、彼らの活動を見直す流れの中で、…

山梨宝石博物館 @ 河口湖

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10月の連休は諸用で河口湖へ。 タイミング的に富士登山電車が河口湖駅にいちばん早く着くようだったので、レトロモダンな電車に乗ってきました。

プラド美術館展—スペイン宮廷美への情熱 @ 三菱一号館美術館

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今年の夏から秋への切り替わりは、しばらく続いた小雨の日が境目だったように思います。というわけで、そんな雨の日に行った三菱一号美術館で開催のプラド美術館展の感想を。スペイン王室の収集品をもとにして、それぞれの時代をうつしこんだコレクションで…

躍動と回帰 ―桃山の美術 @出光美術館

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前々から気になっていた出光美術館の「躍動と回帰」桃山時代の美術展。 そろそろ行かなきゃと思ってたら、もう会期終了まぢか。 しかも、すごくよい内容だったから、もう少し早くいけばよかったな。

ディン・Q・レ展:明日への記憶 | 森美術館

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お仕事がえりにふらりと森美術館にでも。と、閉館の二時間ほど前にたちよったディン・Q・レ展。なかなかどうしてボリュームある展示で、貸出し無料のガイド機やら、映像作品を丁寧に見聞きしていると、とても二時間たりない内容でした。

SHUNGA 春画展 @ 永青文庫

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待ちに待った本邦初、春画展の開催。晩夏の目白台は永青文庫へ足を運んできました。 永青文庫は旧熊本藩主細川家の屋敷跡に建てられた美術館で、改修工事が終わってさっそくの展示が、今回の春画展です。

箱根で琳派 大公開 ~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~|岡田美術館 part.2

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岡田美術館、秋冬の琳派展の内覧会に参加してきました。 どうせ感想が長くなるだろうと思ったので、記事を二回に分けることにしました。こちらは寺元副館長のお話や、考えたことこまごまと自分用のメモ的なエントリです。

箱根で琳派 大公開 ~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~|岡田美術館

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福井江太郎「風・刻」岡田美術館の秋の展示は琳派展。内覧会のお知らせを知って、箱根まで少し遠いなあとすこし悩んだのですが、日ましに気になるので、えいやと参加してきました。ぐずぐずした天気が続いたこの頃でしたが、この日は雨のあいまの薄曇りで、…

鈴木理策写真展 意識の流れ|東京オペラシティアートギャラリー

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新宿初台のオペラシティーアートギャラリーは、住んでいる路線が近かったときによく行っていたけれど、今回すごく久しぶりに足を運んできました。

国宝 曜変天目茶碗と日本の美&ルーシー・リー展

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藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美 | サントリー美術館 藤田美術館の所蔵品を公開するコレクション展。藤田傳三郎の蒐集した美術品は、明治の廃仏棄釈のさいに打ち捨てられたり、美術品が海外へ流出することを憂う気持ちがもとにあったとのこと…

これからの美術館事典 & 誰がためにたたかう? 展@東京国立近代美術館

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8月15日終戦の日に東京国立近代美術館に行ってきました。おりしも午後から日本武道館で全国戦没者追悼式が行われるとのことで、美術館に行くひと以外は通行止め。交通整備の方に通してもらって、美術館へ。この時期ちょうど近代美術館では、戦争画の展示をや…

レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 | 東京富士美術館

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夏休みは総力あげてレオナルド・ダ・ヴィンチ、な東京富士美術館にいってきました。タヴォラ家に伝来する板絵を意味する「タヴォラ・ドーリア」と呼ばれる作品は、ルネサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品とされる一方で、第三者の単なる模写にす…

蔡國強展:帰去来&コレクション展 戦争と美術 @ 横浜美術館

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横浜美術館ではNY在住の現代アーティスト蔡國強の、国内7年ぶりの大規模個展を開催中です。

浮世絵の戦争画 @ 太田記念美術館

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浮世絵の専門美術館、太田記念美術館では、6月7月と、「江戸の悪」「浮世絵の戦争画」と、ダークな題材を取り上げていまして、テーマも興味深いものでありながら、幕末から明治にかけて活躍した月岡芳年の作品が多く展示されていたことにも、個人的に惹か…

鴨居玲展 踊り候え@東京ステーションギャラリー

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鴨居玲「出を待つ(道化師)」(1984年)個人蔵 *東京ステーションギャラリー 広告 / 会期は終了しています。こんな夢を見ました。男がみんなに200円ずつ配っている。200円だったかどうか定かではないけれど、そういうたいしたことない金額です。すべての…

ミレー・バルビゾン派の世界 - 山梨県立美術館

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以前に山梨にミレーを見に行くか、熱海に光琳を見に行くかと迷って、熱海に行った思い出がありますが、今回は山梨へ旅行がてら行ってきました。ミレーやバルビゾン派の作品のコレクションがある山梨県立美術館は、常設展のほかに、年四回の企画展があります…

印象派の故郷 ノルマンディー展 近代風景画の始まり @ 山梨県立美術館

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山梨県立美術館は、ずっと前から行きたいなと思っていた美術館でした。少し前までやっていた「夜の画家たち 蝋燭の光とテネブリズム」展も気になっていたのですが、つい行けずじまいで。「ノルマンディー展」は去年に東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術…

没後10年 ロバート・ハインデル展 @ そごう美術館

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左)展示会ポスター/右)図録:The Art of Robert・Heindel 「Darkness & Light」たまたま日曜美術館で紹介されているのを見て、これめっちゃ好きな感じのやつや!と思い、次の週にさっそく行ってきましたよ。ロバート・ハインデルはもとはイラストレーター…

ボルドー展 ―美と陶酔の都へ― @ 国立西洋美術館

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西洋美術館、夏の展示はボルドー展。ワイン産地として知られるボルドーの歴史を美術をとおして追う。みたいなコンセプトを読んでいたのと、ポスターにも使われているドラクロワの「ライオン狩り」がかっこよかったのとで、行きたいなと思ってた展示会でした。

画鬼・暁斎展 | 三菱一号館美術館

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狂ってたのは、俺か、時代か——の、キャッチフレーズがあまりにかっこいいので、楽しみにしていた河鍋暁斎展。西洋美術の企画が多い三菱一号館美術館で、めずらしいなと思っていたら、三菱一号館を設計したジョサイア・コンドルと暁斎は師弟関係でもあったと…

シンプルなかたち展 @ 森美術館

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森美術館が遅くまでやっているのは知っていましたが、22:00までとは。仕事おわりに寄りましたが、終了間際の金曜の夜、思ったより人は多め。海外の人とカップルがほとんどでしたよ。造形の美という点はおなじですが、銀座エルメスの「線を聴く」展とはまたち…

線を聴く 展 @銀座メゾンエルメス フォーラム

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ロジェ・カイヨワ ストーンコレクション(フランス国立自然史博物館蔵)

ヘレン・シャルフベック――魂のまなざし | 東京藝術大学大学美術館

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フィンランドの女性画家ヘレン・シャルフベックの個展を見に、上野へと行ってきました。 ダブルインパクト展のときも思ったけれど、この季節は公園も緑もきれいで、美術館までの道のりも歩くだけで気持ちいい。

ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画 | 千葉美術館

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これね。すごい良かった。ドラッカーについてさほど知識があるわけではないですが、展示作品すごく良くて、ひさびさに展示室を去りがたい気持になる美術展。展示室入ってしばらくして、これは図録ぜったい買わないと!と思ったのも久しぶりでした。

美術館巡り 2015 上半期

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美術館には行ったけれど、なんとなく書きそびれた記事をざっくりアップです。

ベスト・オブ・ザ・ベスト展@ブリヂストン美術館

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改装のためしばらく休館となるブリヂストン美術館。東京に来たばかりのころから何度か来たりして思い入れがあったので、これは行かないとと思ってたのですが、GWに行ったところ長い行列! いつもはのんびり見れる館内も、しばしお別れを惜しんでたくさんの人…

燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密@根津美術館

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国宝、燕子花図屏風と紅白梅図屏風がそろう「燕子花と紅白梅展」。杜若の季節に一度は行きたいと思っていた根津美術館でしたが、大変な賑わいと聞いて、夜間開館を待っていたら会期終了まぎわの来館となってしまったのでした。

石田尚志 渦まく光@横浜美術館

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横浜にいく用事があったので、夕方どき横浜美術館に立ちよりました。 現代アートは全然わからないこともあるので、めったには行かないんですけど、時間があったので。造形と音楽というテーマは好きで、考えることも多いので、ぼんやり行ったわりにはがっつり…

ダブル・インパクト 明治ニッポンの美|東京藝術大学大学美術館

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黒船来航をきっかけに開国となった日本には、西洋の思想や文化、生活様式が流れ込んできました。 日本が西洋に受けたインパクト、そして東の果ての小国を訪れた西洋人が受けたインパクトの二つの軸からなる美術展。

深川の雪 | 岡田美術館

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福井江太郎「風・刻」先月ポーラ美術館にいった際には、気になっていた岡田美術館にも足をのばしてみたのでした。風神雷神図のお出迎えするエントランス。琳派あたりを中心にコレクションしてるのかな?というイメージがあったけれど、その範囲は縄文式土器…

ユトリロとヴァラドン 母と子の物語 | 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

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東郷青児美術館で開催されたヴァラドンとその息子、モーリス・ユトリロの母子展。ヴァラドンは前々から気になっていた画家なので、楽しみにしていた美術展でした。ユトリロとヴァラドン 母と子の物語 | 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

セザンヌ―近代絵画の父になるまで@ポーラ美術館

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セザンヌがどういう画家だったのか少しずつ分かってくると、改めてきちんと作品を観てみたいと思うようになってきて、そんな折のポーラ美術館でのセザンヌ展。はたして私にセザンヌが分かるだろうか、とおそれつつも挑む気持ちで行ってきました。多くを語ら…

動物絵画の250年 @ 府中市美術館

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日本人にとって、動物はどのような存在だったのでしょうか。 沖合に姿を現せた鯨に船で漕ぎ出して集う人々は、異なる世界に生きる命への驚きと関心を見せています。あるときは人知を超えた畏怖の対象であり、あるときは愛らしい存在でもある。江戸絵画をとお…

ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美@Bunkamura

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先日いってきた渋谷Bunkamuraのボッティチェリ展。作品も良かったけれど、展示のもう一つの軸、フィレンツェと経済の富というテーマも面白かった。興味があったので、展示会の監修者ルドヴィカ・セブレゴンディ氏の講演会にも行ってきました。画集も買ったの…

ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美 | Bunkamuraザ・ミュージアム

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Bunkamura 広告/サンドロ・ボッティチェリ「ケルビムを伴う聖母子」1470年頃|ウフィツィ美術館バンクス花譜集展に続いて、Bunkamuraザ・ミュージアム今春の展示はボッティチェリとルネサンス。メディチ家の保護をうけルネサンス期に数々の傑作を残したボッ…

グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家 | 国立西洋美術館

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グエルチーノ展 at 国立西洋美術館、新印象派とセットで行ってきたけど、とてもよかった。 春のうちにひとつくらい美術展に行きたいなと思ってる人がいたら、きっと、グエルチーノ展いいよ!っていうと思う。グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家|開催…

新印象派―光と色のドラマ | 東京都美術館

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東京都美術館で開催中の新印象派展。いろんな人のレビューを読んですっかり行った気になっていたのですが、上野に行くことがあったので、やっぱり見ておこうかなと足を向けました。新印象派―光と色のドラマ同じ印象派では三菱一号美術館でワシントン・ナショ…

ルーヴル美術館展 日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄 | 国立新美術館

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国立新美術館に初来日した「天文学者」を中心に、ルーヴル美術館の風俗画をそろえた美術展「ルーヴル展」が開催されています。好きなジャンルではありますが、「風俗画」のテーマでゆっくり見るのは初めてなので、楽しみな企画展でした。

パスキン展@パナソニック汐留ミュージアム part2

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パスキン展、作品についても感じることが多かったのですが、画家の人となりにも考えるところがあったので、追記的に書いておきます。展示会の感想はこちら。パスキン展 -生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子- | 汐留ミュージアム - 日々帳

パスキン展 -生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子- | 汐留ミュージアム

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パナソニック汐留ビルで開催中のパスキン展。近くまで出かけたので、ついでに寄ってきました。 汐留ミュージアムはこじんまりした空間でしたが、パスキンという、パリの一時期を象徴する画家の作品をじっくり辿れて、とても良かったです。パスキン展 −生誕13…

幻想絶佳:アール・デコと古典主義 | 東京都庭園美術館

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建物見たさと、あまり馴染みのないアール・デコ絵画を見に、東京都庭園美術館へ行ってきました。本館の旧朝香宮邸と、ホワイトキューブな展示室の新館からなる東京都庭園美術館。2014年秋にリニューアル開館して、ずっと気になっていたのですが、ようやく足…

花と鳥の万華鏡@山種美術館 part 2

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昨日書いた記事のつづき記事です。花と鳥の万華鏡 ―春草・御舟の花、栖鳳・松篁の鳥― | 山種美術館 - 日々帳 せっかく内覧会記事だから、読んだ人が行ってみたいと思える記事を書きたい(短文が望ましい) 思ったこと全部メモしておきたい(長文はさけられない) と…