art
チューリヒ美術館展でホドラーの作品を見たときに、身体という有機物を反復のリズムという無機質なものに置き換えているあたり、ダムタイプに似ているなあと思って、ここ最近youtubeでダムタイプの公演見たりしてた。そんな折に表参道で池田亮司さんのインス…
先日、新国立美術館のチューリヒ美術館展に出かけたら、オルセー美術館展もやってたので両方とも見てきた。オルセー美術館展は、バルビゾン派など印象派の前夜の時代から始まって、ラトゥール、マネなど印象派には加わらなかった同世代の画家なども展示する…
ホキ美術館、建築探検セミナーなんてやっていたので行ってきた。
「美の巨人たち」で見て気になってたけど、展示会行くつもりまではぜんぜんなかったのに、週末思い立って。さらっと見るつもりが、予想以上に面白かった。三菱一号館美術館も初めてだったのだけど、雰囲気あってとても良かった。 展示会の入れ替わりのたびに…
折しも曇りがちの空が、時おり思い出したように小雨を降らせるなか、山種美術館の「水の音」展に行ってきた。今回は山種美術館所蔵の日本画を中心に、「水の音」を感じられる作品を展示したもの。 酷暑の続いた今夏にはうってつけ。ちょっと涼しくなった今日…
久しぶりにTXの「美の巨人たち」を見たら、やっぱり面白かった。今日の一枚は、ディエゴ・ベラスケス「ヴィラ・メディチの庭園」。 絵画警察の二人の刑事が追うのは、晩年の名作「ラス・メニーナス」との思いがけないつながり。印象派が誕生する200年も前に…
「風神雷神図」尾形光琳(東京国立博物館) 元禄の絵師、尾形光琳にとっての「風神雷神図」とは、苦境に立たされたとき、その心に明かりを灯した一枚であった。*1 *1:光琳にまつわるエピソードはBS「世界の名画〜素晴らしき美術紀行」より。一部情報をWikipe…
「風神雷神図」俵屋宗達(建仁寺) 俵屋宗達は後年の絵師たちに大きな影響を与えた人であったが、彼自身の評価は長らく低かった。 明治初期には海外へと作品が流出しても、気に留める人はほとんどいなかったという。 また宗達に関する資料も少なく、どのよう…
東京国立博物館の特別展「栄西と建仁寺展」では、臨済宗を日本に広めた栄西の没後800年にちなんで、栄西と建仁寺にまつわる品々を公開する。 自分用のメモもかねてるので、やたら説明的だけど、一応感想を。
JR代々木駅に降りた時に、洛中洛外図展の大きな広告が目に飛び込んできて、これは見に行こう!と思ったのでした。
平日に休暇がとれたので、上野のターナー展と迷ったけれど、会期も間もなく終わりということで、横山大観展のほうに駆け込みで行ってきた。 余白とぼかしで自然の気配を描くような作品。後年にはやまと絵・琳派などの研究もしていて、意識的にその技法を取り…
福島県立美術館/長沢蘆雪「白象黒牛図屏風」(複製)/美術館近くの珈琲屋さん福島県立美術館「若冲が来てくれました」展は、ロサンゼルス在住の日本画蒐集家ジョー・プライス氏のコレクション*1を中心に、東北復興支援の一環で催された美術展。江戸時代の…
米国実業家ファインバーグ氏が妻とともに1970年代から蒐集してきた江戸絵画コレクションの里帰り展。
今回の種山美術館「琳派から日本画へ」展は、俵屋宗達が本阿弥光悦と合作した料紙装飾から始まり、宗達・光琳の芸術に影響を受けた近代の日本画家たちの作品までを展示し、琳派の水端からその発展までを追うことができる。 「琳派」に明確な形はなく、なにを…
梅の季節に熱海のMOA美術館に行ってきた。 年に一度、尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」を展示しているとのことで、足を運んだのはちょうどその時期。 連休がてら遠出して美術館にでもという程度のものだっただけに、幸運だったと思う。 熱海 MOA美術館 ムア広…
正月あけて、久しぶりに美術展に行ってきた。種山美術館の「髙山辰雄・奥田元宋」展。明治以降、日本画と西洋画が出会った時に、伝統的日本画は必要ないと、いったんは否定された歴史があることを知らなかった。今でこそ高く評価される点も見いだされている…
60周年を記念して公開された東京国立近代美術館のコレクションベストセレクト展、近代以降の日本の画家の作品たちをじっくり見て回れる美術展です。作品ごとの解説が丁寧で、時間ごとに案内ガイドが絵の説明をしてくれるツアーがあったりと、絵画…それも国内…
メトロポリタン美術館展のあと、損保ジャパン東郷青児美術館にいってきたのだけど、ここでも、お目当ての作品と違うもののほうへ魅入ってしまった。 今回の企画展は19世紀後半のベルギーの画家、ジェームズ・アンソール。古典的な画壇とは違う方向性を模索し…
自然への眼差し アール・ヌーヴォーとジャポニスム 自然にまつわる芸術家たちの視線をもとに構成された今回のメトロポリタン美術館展。とくに面白かったのは、19世紀末にヨーロッパでたち現れるアール・ヌーヴォーの作品だった。
BBCのゴッホの番組を見て、やっぱりとても良かったのでメモ。 ゴッホは弟テオと手紙のやりとりをしていて、500通以上におよぶそれは、今日彼を知る手がかりとして重要なものになっている。その手紙をもとに彼の人生をたどる。
きょうは世界の名画という番組をみてた。 エコール・デ・ボザール(官立美術学校)に入り古典絵画を学んだエドガー・ドガは、信奉したドミニク・アングルの「線を何度も描きなさい」という言葉通り、デッサンを怠らず古典的な手法を尊重した。