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国宝、燕子花図屏風と紅白梅図屏風がそろう「燕子花と紅白梅展」。杜若の季節に一度は行きたいと思っていた根津美術館でしたが、大変な賑わいと聞いて、夜間開館を待っていたら会期終了まぎわの来館となってしまったのでした。
横浜にいく用事があったので、夕方どき横浜美術館に立ちよりました。 現代アートは全然わからないこともあるので、めったには行かないんですけど、時間があったので。造形と音楽というテーマは好きで、考えることも多いので、ぼんやり行ったわりにはがっつり…
黒船来航をきっかけに開国となった日本には、西洋の思想や文化、生活様式が流れ込んできました。 日本が西洋に受けたインパクト、そして東の果ての小国を訪れた西洋人が受けたインパクトの二つの軸からなる美術展。
福井江太郎「風・刻」先月ポーラ美術館にいった際には、気になっていた岡田美術館にも足をのばしてみたのでした。風神雷神図のお出迎えするエントランス。琳派あたりを中心にコレクションしてるのかな?というイメージがあったけれど、その範囲は縄文式土器…
東郷青児美術館で開催されたヴァラドンとその息子、モーリス・ユトリロの母子展。ヴァラドンは前々から気になっていた画家なので、楽しみにしていた美術展でした。http://www.sjnk-museum.org/program/current/2978.html
セザンヌがどういう画家だったのか少しずつ分かってくると、改めてきちんと作品を観てみたいと思うようになってきて、そんな折のポーラ美術館でのセザンヌ展。はたして私にセザンヌが分かるだろうか、とおそれつつも挑む気持ちで行ってきました。多くを語ら…
日本人にとって、動物はどのような存在だったのでしょうか。 沖合に姿を現せた鯨に船で漕ぎ出して集う人々は、異なる世界に生きる命への驚きと関心を見せています。あるときは人知を超えた畏怖の対象であり、あるときは愛らしい存在でもある。江戸絵画をとお…
先日いってきた渋谷Bunkamuraのボッティチェリ展。作品も良かったけれど、展示のもう一つの軸、フィレンツェと経済の富というテーマも面白かった。興味があったので、展示会の監修者ルドヴィカ・セブレゴンディ氏の講演会にも行ってきました。画集も買ったの…
Bunkamura 広告/サンドロ・ボッティチェリ「ケルビムを伴う聖母子」1470年頃|ウフィツィ美術館バンクス花譜集展に続いて、Bunkamuraザ・ミュージアム今春の展示はボッティチェリとルネサンス。メディチ家の保護をうけルネサンス期に数々の傑作を残したボッ…
グエルチーノ展 at 国立西洋美術館、新印象派とセットで行ってきたけど、とてもよかった。 春のうちにひとつくらい美術展に行きたいなと思ってる人がいたら、きっと、グエルチーノ展いいよ!っていうと思う。www.nmwa.go.jp展示数は約40点と少なめらしいです…
東京都美術館で開催中の新印象派展。いろんな人のレビューを読んですっかり行った気になっていたのですが、上野に行くことがあったので、やっぱり見ておこうかなと足を向けました。同じ印象派では三菱一号美術館でワシントン・ナショナル・ギャラリー展が開…
国立新美術館に初来日した「天文学者」を中心に、ルーヴル美術館の風俗画をそろえた美術展「ルーヴル展」が開催されています。好きなジャンルではありますが、「風俗画」のテーマでゆっくり見るのは初めてなので、楽しみな企画展でした。
パスキン展、作品についても感じることが多かったのですが、画家の人となりにも考えるところがあったので、追記的に書いておきます。展示会の感想はこちら。
パナソニック汐留ビルで開催中のパスキン展。近くまで出かけたので、ついでに寄ってきました。 汐留ミュージアムはこじんまりした空間でしたが、パスキンという、パリの一時期を象徴する画家の作品をじっくり辿れて、とても良かったです。好きな作品などメモ…
建物見たさと、あまり馴染みのないアール・デコ絵画を見に、東京都庭園美術館へ行ってきました。本館の旧朝香宮邸と、ホワイトキューブな展示室の新館からなる東京都庭園美術館。2014年秋にリニューアル開館して、ずっと気になっていたのですが、ようやく足…
昨日書いた記事のつづき記事です。 せっかく内覧会記事だから、読んだ人が行ってみたいと思える記事を書きたい(短文が望ましい) 思ったこと全部メモしておきたい(長文はさけられない) という思いのせめぎ合いの末、記事をふたつ書くことにしました。 どんな…
※作品および館内は、内覧会につき許可を得て撮影しています。ちらほらと雪が降ったりして寒い日が続きますが、山種美術館では、待ち遠しい春をひとあし早く味わう花鳥画展が開催されています。山種美術館のブロガー内覧会のイベントに、今回も参加してきまし…
ピエール=オーギュスト・ルノワール「アンリオ夫人」1876年頃/ポール・ゴーガン「カリエールに捧げる自画像」1888-89年三菱一号美術館の冬春の展示は、ワシントン・ナショナル・ギャラリーから、創設者アンドリュー・W・メロンの娘エイルサ・メロンのコレ…
毎年恒例の文化庁メディア芸術祭。お仕事の合間に小一時間くらいさくっと見に行ってきました。 ゆっくりは見れなかったけれど、メモ程度に。
オリエントホール 本展示は撮影可(フラッシュ不可)です。今行くのは時期的にどうかとも思いましたが、時間が経つと腰が重くなりがちな気がして、早いうちにと出かけてきたイスラーム展でした。*1駒込にある東洋文庫ミュージアム。美術館やら博物館に行くと…
休日の夕方にもののついでで足を伸ばしてきました。まあデパートの催事場だし、ちょっとのぞいてくるかという感じで。と思っていたら思わぬ名品揃い。スルーしなくてよかった。古典に主題をとる長谷川派の作品からはじまり、俵屋宗達・本阿弥光悦、尾形光琳…
英国の国立美術館ロンドン・ナショナル・ギャラリーを取材した180分!のドキュメンタリー映画。 つぎつぎに編まれていく美術に関する解説、評論、議論の言葉の波にのまれる3時間でした。家で見るドキュメンタリー番組でも、気になるものだとパソコンを立ち上…
美術展の感想がいつも長くなるので、展示会感想とぐだぐだ書く雑感と分けることにしました。 ここはぐだぐだしている方の記事です。美術展の感想はこちら
展示会ポスター(見開き)横浜美術館で開催中のホイッスラー展、三連休だし行っておこうかなくらいの気持ちだったけど、本当すごいよかった。ルネサンス絵画な雰囲気の印象があったけれど、晩年の風景画は感覚的。途中から、すごい好みかも、と気づいてしま…
今年の初美術展は、渋谷Bunkamuraの『バンクス花譜集』展。 ポスター見たときから、これは行こうと心に決めていた展示会です。 展示会ポスターと図録付録の栞(もったいなくて使えない)
2014年後半は現実逃避をするように美術館ばかり行っていたのでした。 時間があるときは感想書いたりしたけど、そうじゃないものもあったので、ここらでざっくりまとめ。 西洋美術館 モネ、風景をみる眼―19世紀フランス風景画の革新
前回エントリが長文だったので、二回に分けることにしましたよ。 前の記事は、山種美術館のイベント、ブロガー内覧会に参加したレポートです。今回は、おもに作品によせた個人的感想です。
山種美術館で東山魁夷展のブロガー内覧会があると聞いて、是非と思い参加してきました。恵比寿駅のざわめきを後にして少しばかり歩いたところにある山種美術館。 内覧会は夕方ごろに行われるので、初冬のこの時間すっかり日は暮れ、夜の美術館にわくわくしま…
会期終盤だけど、行くなら連休中がいいなあと思って出かけてきました。 たてもの見たさでしたが、上野の森美術館でやってた北斎展をうっかり見逃したので、内容的にもちょうど良かった。北斎と広重とのことで、名所絵を軸に展示。 ともに名所絵の二大絵師で…
前々から一度行ってみたいなあと思っていた馬頭広重美術館。 ちょうど開催中だった「北斎と広重 二大巨匠の名品展」に駆け込みで行ってきた。展示の感想まとめは長くなりそうなので別エントリに。