日々帳

140字で足りないつぶやき忘備録。

オリオンビアフェスト2017

オリオンビアフェストというのに行ってきた。会社の人に「行きますか?」と聞かれたので、どうせ田舎のお祭りのこと、ゆるっと始まってゆるっと終わるのだろうと思って、「行きます」と返事をした。

しかし聞くところによると、会場の近くは車が混雑するとのこと。別件で兄の家を訪ねていた私が、離れた駐車場に車を止めて歩くか、シャトルバスを使うかと迷っていたところ、兄は「おれの知り合いも行くと言ってたから、そいつに連れていってもらえば」と雑なことを言う。

いやあ、その人よく知らないんですけど。兄は「人に会うのが億劫で外に出たくない」「あいつが他の人に合流するまで一緒にぶらぶらできるなら行ってもいい」と、聞いてもいないのに、何やらめんどくさいことを言っている。

連絡をとってみると、知人はタクシーに乗ってひとりでお祭りに行くつもりだったらしく(行けば誰かしら知り合いがいるパターンなんだろうか)、その流れで、がぜん兄のほうがお祭りに行く気になり、「おまえ酒飲まないなら運転できるだろ」などと言ってくるのである。

早めに行けば駐車場も空いていると、さっそく兄の知人をひろって、運転にダメ出しをされながら会場にむかう。日がしずむ前はひともまばらで、車に偶然あったレジャーシートをかかえて芝生の適当なところに座り、ふたりはさっそく枝豆と唐揚げとビールで一杯はじめている。

にぎやかな演奏がおわると、うえち雄大という演歌歌手のステージがはじまった。柔らかく深みのある歌声。港にくだる坂道の飲屋街の、カラオケスナックに入り込んだような空気感。知人が「このくらいが(酒を飲むのに)いいね」とビールをかたむけながら、しみじみと言う。

トークのあと、うえちさんが「では聞いてください、次の曲は『伊良部大橋』」というと、兄と知人が「新曲だ」「新曲だな」と言い始めた。2015年に伊良部大橋が開通したことをかんがみると、少なくとも二年以内の新曲にちがいないのである。

次の出演バンドを待つあいだ「オリオンビアフェスにもチルアウトがほしい」という話になったが、思えばうえちさんが、いちばんチルアウトみがあったかもしれない。

このあたりで会社のひとと連絡がとれたので離脱した。今日くる予定のもうひとりと連絡がとれないだか、とってないだかで、ふたりでお仕事関連の人に挨拶まわりをしたあと、ビールと三ツ矢サイダーを買って芝に座ると、最後のバンドのステージがはじまろうというところだった。

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ビアフェスのトリはディアマンテスというラテンバンドである。オリオンビールのCMとか、沖縄地方の天気予報のBGMに音楽が使われていて、地元にうとい私でも知っている有名バンドだ。

ステージが始まる前に「座ってお聴きください」とアナウンスが流れた気がしたのだが、演奏がスタートすると、ステージ前の若者たちは大盛り上がりでリズムにのりはじめた。ぱちくりして見ていると、ちかくに座っていた家族の子どもたちまでも踊っている。

おさない兄弟で踊りながら、おへそを交互に出し合って大笑いしているあたり、へんなツボにはまった感じがあるけれど、かわいかった。

ビアフェス、毎年こんなに盛り上がるんだろうか。島にここまでラテン音楽が浸透しているとは思ってもいなかった。ディアマンテスは盛り上がるだけでなくて、演奏も曲もとてもよくて、夏の夜に聴くのにぴったりだった。

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アンコールまで楽しんだあとは、小規模だけど、夜空をかざる打ち上げ花火。遅れてきた会社のひともここらでようやく合流できて、「東京で花火見に行ったりしてました?」「隅田川の花火大会、中継で見た」「テレ東のやつですね」とかいう話をした。小さくてものんびり見れる田舎の花火は、とても良い。

お祭りが終わったあと兄から電話がかかってきて、おれら帰るけどおまえどうすんの、という。心優しい私はそんたくして、よっぱらい二人をのせて帰ることにしたのだった。

帰りの車で、昼のバンドのアフターライブがあるからおまえも行くかどうか今決めろと兄に二回いわれたので、今日はそういう日だとあきらめてつきあうことにした。ライブの前売り券をもらうときに、チケットを渡してくれたひとが、「きょう『勝利のうた』やったの? ディアマンテス見たかったんだよなー」と言っていたのが印象的だった。

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喫茶店で時間をつぶしてから地下のお店へおりると、演奏はすでにはじまっていた。ロカビリーになるのかな。私の高校生のときもまわりはみんなオールディーズが好きだったな。このあたりが本当の地元の雰囲気なのかも。ビアフェスからの流れでライブは大盛り上がりだった。

お祭りがあけても余韻が残っていたので、運転中のBGMをラテン音楽にしようかと思って、とりあえず知っていたキューバの音楽をここのところかけている。キューバ音楽とてもよくて、南方系だからだろうか、労働者って感じが出勤中のBGMにフィットするんだろうか。

勝利のうた

勝利のうた

  • DIAMANTES
  • ポップ
  • ¥250

お祭りいったときはブログに書くつもりはなかったんだけど、帰って来てから、やたらとローカリティあふれる一夜だったな・・・と深くこころに沁み入るように思ったので、日記がわりに書いておこうと思った次第。