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日々帳

140字で足りないつぶやき忘備録。

カメラとお出かけ お台場〜東京スカイツリー 編

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東京にいるうちに、東京のいろんな場所をカメラにおさめておこう、と思っていたのだけど、当然ながらどこも人が多くて、レンズを向けるのをためらってしまい、結局ちゃんと撮影できたのは、東京タワーとスカイツリーくらいな感じになってしまった。

風景写真を撮るときに大切なのは、一にも二にも撮影スポットだと思う。例えば渋谷のスクランブル交差点を撮りたいと思ってスクランブル交差点にいってはダメなのだ。できることなら、そこを俯瞰で見れる場所に行くのがいい。たとえばスターバックスシブヤツタヤ店の窓越し、渋谷マークシティ京王井の頭線とJRを結ぶ連絡通路などなど。

業務引継ぎと引っ越しの準備で、そこのところ時間がとれなくて、いきあたりばったりの撮影になってしまった。でも楽しかったからまあいいか。

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東京タワーの撮影ポイントで探してみると、ゆりかもめ線の芝浦ふ頭お台場海浜公園間にあるレインボーブリッジの遊歩道が良いらしい。昼ごろレインボーブリッジを歩いて、水上バスで浅草まで。夜にスカイツリーを撮影するというコースで出発する。

ところが遊歩道を渡りはじめたところで微妙な曇り空。風は強いし。すっかり体を冷やしてしまいながら、お台場海浜公園へ。ホットコーヒーで暖をとろう、と思っていたはずが、海浜公園の波打ち際にカモメの波にたわむれる姿に立ち止まってしまい、ここで大幅に時間をとられる。

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おかげで水上バス予定の便を逃してしまって、コーヒーを飲みながら次の便をじっと待つ。空の表情はすっかり夕方めいてきたけど、代わりに晴れてきた。水上バスでは屋上デッキで寒風にふかれながら、過ぎ去っていく隅田川の風景をとりおさめる。

お台場前の湾から隅田川に入っていくときも、レインボーブリッジが境界線になる。ここをくぐる瞬間が好き。あちら側がこちらになり、こちら側があちらへと流れていく。フジテレビ本社ビルがレインボーブリッジの向こうへと小さくなっていく。

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ベイエリアが遠のくと、浜離宮築地市場、聖路加病院と、隅田川沿岸の風景が続く。いくつか橋をくぐると、前方に東京スカイツリーの白い影が現れる。

風景を撮るには広角レンズとばかり思い込んでいたけど、むしろ望遠レンズ大活躍だった。橋ごとの風景があって、その切り取りがうまくできる。橋の影がふたつ重なると、二つ分の物語が浮かび上がる。俯瞰で撮るなら広角、主観で撮るなら望遠、という感じ。

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望遠の魅力に、もう少し早くきづけば良かった。もっといろんなところを撮影したかったな。水上バスからの東京の風景の切り取りはとても楽しかった。風景がどんどん過ぎ去っていくので、迷う暇もなくて、良さそうと思ったものをどんどん撮っていく。

それにしても電車ばかり撮っていた。電車の、無機質に日常を運んでいく感じがたまらない。人々の人生の断片を運びながらも、変哲のない街のいち風景にしてしまう。

浅草にちかづくとスカイツリーが大きくなってくる。そんなにスカイツリー好きだったっけってくらいに何枚も撮る。

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鎌ヶ谷市役所の屋上からはスカイツリーと富士山が見えるのだそうで、この日は夕方どき、千葉まで遠征しようという心づもりだったのだけど、水上バスの時間をのがしたミスが響いて、浅草に水上バスがついてから、鎌ヶ谷市役所が開いている時間までに間に合いそうにない。

泣く泣く断念して、浅草の船着き場から隅田公園のそばを徒歩で北上しつつ、夜のスカイツリーを撮ることにする。3月初旬の夜風はまだ冷たかったけど、桜橋まで歩いた。街灯の下の桜がちらほら咲いていたりした。ライトの下で暖かかったのかな。

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来た道をもどって浅草にたどりつくと、夜の8時ちょっと前。この日は本当は映画を見にいこうかと思っていたのだけど、時間もギリギリのようす。すっかり体が冷えてしまったので、予定を変更して、スカイツリーから徒歩10分のところにあるという銭湯に寄って帰ろう。

「押上温泉 大黒湯」はスカイツリーの見えるお風呂屋さん。外観も撮りたかったけど、普段使いのひとの姿がちらほらあって、迷惑かなと思ってシャッターを押せなかった。ひとまずのれんをくぐろう。

銭湯らしい熱いお湯。しばらくつかっていると、あなたそれジェットバスよと教えてくれる人があり、言われてしまったからには仕方ない。ジェットバスのスイッチをおすと、熱湯なうえに噴流がふきだし、たぶんすごい顔になってた。しばし耐えるも、うわーもう無理と湯船から出る。

風呂上がりにフルーツ牛乳(コーヒー牛乳派が、黒酢になり、フルーツ牛乳派になった)を飲んでいると、熱かったけど気持ちよかったな、また入りたいなと思ってしまっている。この日いちばんしあわせだったのは写真をいろいろ撮ったことより、銭湯に入れたことかもしれない。

古びた店構えの向こうにすくっと伸びるスカイツリーを見納めして帰宅の途についたのだった。