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日暮里駅から谷中霊園をぬけて、すこし歩いたところにあるアートギャラリーです。趣きある建物を眺めてると、通りがかった土木職人のひとりが、おおっとつぶやいて立ち止まり、連れの人が「風呂屋を改築したんだよ」って教えてて、へえーと三人でしばらく瓦…
箱根ラリック美術館 エントランス箱根ラリック美術館では、2015/4〜12/13まで「ミュシャとラリック」展を開催しています。 ふたりともアール・ヌーヴォーを代表する芸術家ですが、その方向性は正反対。ミュシャは六本木での企画展のときに、その生涯に思いは…
この時期、Bunkamura ル・シネマでは、ヴェルサイユ宮殿の造園家に焦点をあてた作品を上映していて、ザ・ミュージアム「風景画の誕生」展と、どうぞご一緒にといわんばかりの告知が飾られていました。風景と庭園…遠からず近からずかな、と鑑賞しましたが、見…
『Re: play 1972/2015―「映像表現 ’72」展、再演』『てぶくろ|ろくぶて』 1972年京都市美術館で開催された「映像表現 ’72」を再現する企画展。つまり43年前の映像アートを2015年に再現するというこころみです。1972年ともなると、さすがに生まれる前。ふら…
東京ステーションギャラリー「月映」展へいってきました。大正期、三人の画学生が創刊した木版画の雑誌「月映」の刊行は、一年ほどの短いものでした。1988年に竹久夢二と関わりのある作品として展覧会で取り上げられたのち、彼らの活動を見直す流れの中で、…
10月の連休は諸用で河口湖へ。 タイミング的に富士登山電車が河口湖駅にいちばん早く着くようだったので、レトロモダンな電車に乗ってきました。
今年の夏から秋への切り替わりは、しばらく続いた小雨の日が境目だったように思います。というわけで、そんな雨の日に行った三菱一号美術館で開催のプラド美術館展の感想を。スペイン王室の収集品をもとにして、それぞれの時代をうつしこんだコレクションで…
前々から気になっていた出光美術館の「躍動と回帰」桃山時代の美術展。 そろそろ行かなきゃと思ってたら、もう会期終了まぢか。 しかも、すごくよい内容だったから、もう少し早くいけばよかったな。
お仕事がえりにふらりと森美術館にでも。と、閉館の二時間ほど前にたちよったディン・Q・レ展。なかなかどうしてボリュームある展示で、貸出し無料のガイド機やら、映像作品を丁寧に見聞きしていると、とても二時間たりない内容でした。
待ちに待った本邦初、春画展の開催。晩夏の目白台は永青文庫へ足を運んできました。 永青文庫は旧熊本藩主細川家の屋敷跡に建てられた美術館で、改修工事が終わってさっそくの展示が、今回の春画展です。
岡田美術館、秋冬の琳派展の内覧会に参加してきました。 どうせ感想が長くなるだろうと思ったので、記事を二回に分けることにしました。こちらは寺元副館長のお話や、考えたことこまごまと自分用のメモ的なエントリです。
福井江太郎「風・刻」岡田美術館の秋の展示は琳派展。内覧会のお知らせを知って、箱根まで少し遠いなあとすこし悩んだのですが、日ましに気になるので、えいやと参加してきました。ぐずぐずした天気が続いたこの頃でしたが、この日は雨のあいまの薄曇りで、…
新宿初台のオペラシティーアートギャラリーは、住んでいる路線が近かったときによく行っていたけれど、今回すごく久しぶりに足を運んできました。
藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美 | サントリー美術館 藤田美術館の所蔵品を公開するコレクション展。藤田傳三郎の蒐集した美術品は、明治の廃仏棄釈のさいに打ち捨てられたり、美術品が海外へ流出することを憂う気持ちがもとにあったとのこと…
8月15日終戦の日に東京国立近代美術館に行ってきました。おりしも午後から日本武道館で全国戦没者追悼式が行われるとのことで、美術館に行くひと以外は通行止め。交通整備の方に通してもらって、美術館へ。この時期ちょうど近代美術館では、戦争画の展示をや…
夏休みは総力あげてレオナルド・ダ・ヴィンチ、な東京富士美術館にいってきました。タヴォラ家に伝来する板絵を意味する「タヴォラ・ドーリア」と呼ばれる作品は、ルネサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品とされる一方で、第三者の単なる模写にす…
横浜美術館ではNY在住の現代アーティスト蔡國強の、国内7年ぶりの大規模個展を開催中です。
浮世絵の専門美術館、太田記念美術館では、6月7月と、「江戸の悪」「浮世絵の戦争画」と、ダークな題材を取り上げていまして、テーマも興味深いものでありながら、幕末から明治にかけて活躍した月岡芳年の作品が多く展示されていたことにも、個人的に惹か…
鴨居玲「出を待つ(道化師)」(1984年)個人蔵 *東京ステーションギャラリー 広告 / 会期は終了しています。こんな夢を見ました。男がみんなに200円ずつ配っている。200円だったかどうか定かではないけれど、そういうたいしたことない金額です。すべての…
以前に山梨にミレーを見に行くか、熱海に光琳を見に行くかと迷って、熱海に行った思い出がありますが、今回は山梨へ旅行がてら行ってきました。ミレーやバルビゾン派の作品のコレクションがある山梨県立美術館は、常設展のほかに、年四回の企画展があります…
山梨県立美術館は、ずっと前から行きたいなと思っていた美術館でした。少し前までやっていた「夜の画家たち 蝋燭の光とテネブリズム」展も気になっていたのですが、つい行けずじまいで。「ノルマンディー展」は去年に東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術…
左)展示会ポスター/右)図録:The Art of Robert・Heindel 「Darkness & Light」たまたま日曜美術館で紹介されているのを見て、これめっちゃ好きな感じのやつや!と思い、次の週にさっそく行ってきましたよ。ロバート・ハインデルはもとはイラストレーター…
西洋美術館、夏の展示はボルドー展。ワイン産地として知られるボルドーの歴史を美術をとおして追う。みたいなコンセプトを読んでいたのと、ポスターにも使われているドラクロワの「ライオン狩り」がかっこよかったのとで、行きたいなと思ってた展示会でした。
狂ってたのは、俺か、時代か——の、キャッチフレーズがあまりにかっこいいので、楽しみにしていた河鍋暁斎展。西洋美術の企画が多い三菱一号館美術館で、めずらしいなと思っていたら、三菱一号館を設計したジョサイア・コンドルと暁斎は師弟関係でもあったと…
森美術館が遅くまでやっているのは知っていましたが、22:00までとは。仕事おわりに寄りましたが、終了間際の金曜の夜、思ったより人は多め。海外の人とカップルがほとんどでしたよ。造形の美という点はおなじですが、銀座エルメスの「線を聴く」展とはまたち…
ロジェ・カイヨワ ストーンコレクション(フランス国立自然史博物館蔵)
フィンランドの女性画家ヘレン・シャルフベックの個展を見に、上野へと行ってきました。 ダブルインパクト展のときも思ったけれど、この季節は公園も緑もきれいで、美術館までの道のりも歩くだけで気持ちいい。
これね。すごい良かった。ドラッカーについてさほど知識があるわけではないですが、展示作品すごく良くて、ひさびさに展示室を去りがたい気持になる美術展。展示室入ってしばらくして、これは図録ぜったい買わないと!と思ったのも久しぶりでした。
美術館には行ったけれど、なんとなく書きそびれた記事をざっくりアップです。
改装のためしばらく休館となるブリヂストン美術館。東京に来たばかりのころから何度か来たりして思い入れがあったので、これは行かないとと思ってたのですが、GWに行ったところ長い行列! いつもはのんびり見れる館内も、しばしお別れを惜しんでたくさんの人…